(2015/8/3)求められる熱中症予防対策

NewsLetter2015年8月号 【安全衛生情報】

【安全衛生情報】
求められる熱中症予防対策

求められる熱中症予防対策

毎年、熱中症による死傷者数は400人から500人台と高止まりしており、今夏についても熱中症への対策が求められます。
今年5月には厚生労働省から熱中症対策に関する通達が出されたことから、今回はこの通達の内容を中心に、求められる熱中症対策の内容についてとり上げましょう。

 

建設業・製造業を中心に求められる熱中症予防対策

 

今回、「平成27年の職場における熱中症予防対策の重点的な実施について」という通達が出され、その中で、建設業や建設現場に付随して行う警備業、製造業を対象として、以下の内容が熱中症予防対策の重点事項とされています。

 

【建設業や建設現場に付随して行う警備業】
①WBGT基準値を超えることが予想される場合には、簡易な屋根の設置、スポットクーラーの使用、作業時間の見直しを行うとともに、単独での作業を避けること。

 

作業時間については、特に、7、8月の14時から17時の炎天下などでWBGT値が基準値を大幅に超える場合には、原則作業を行わないことも含めて見直しを図ること。

 

②作業者が睡眠不足、体調不良、前日に飲酒、朝食を食べていない、発熱・下痢による脱水症状などがみられる場合は、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあることから、作業者に対して日常の健康管理について指導するほか、朝礼の際にその状態が顕著にみられる作業者については、作業場所の変更や作業転換などを行うこと。

 

③管理・監督者による頻繁な巡視や、朝礼などの際の注意喚起などにより、自覚症状の有無に関わらず、作業者に水分・塩分を定期的に摂取させること。

 

④高温多湿な作業場所で初めて作業する場合には、順化期間を設けるなどの配慮をすること。

 

【製造業】
①WBGT値の計測などを行い、必要に応じて作業計画の見直しなどを行うこと。

 

②管理・監督者による頻繁な巡視や、朝礼などの際の注意喚起などにより、自覚症状の有無に関わらず、作業者に水分・塩分を定期的に摂取させること。

 

この通達に基づいて労働局は企業への指導を行うことが考えられるため、対象業種の企業については、通達の内容に沿った対策を行っておきたいものです。

 

.熱中症予防対策チェックリスト

 

上記の業種以外の企業においても、熱中症予防対策が求められます。
以下のチェックリストを活用して対策を万全にしておきましょう。

 

受動喫煙防止対策助成金 ① WBGT値(暑さ指数)を活用していますか?

 

受動喫煙防止対策助成金 ② 休憩場所は整備していますか?

 

受動喫煙防止対策助成金 ③ 計画的に、熱に慣れ、環境に適応するための期間を設けていますか?

 

受動喫煙防止対策助成金 ④ のどの渇きを感じなくても、従業員に水分・塩分を摂取させていますか?

 

受動喫煙防止対策助成金 ⑤ 従業員に、透湿性・通気性の良い服装や帽子を着用させていますか?

 

受動喫煙防止対策助成金 ⑥ 日常の健康管理など、従業員の健康状態に配慮していますか?

 

 

★WBGT(湿球黒球温度)とは?
WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算します。

 

※WBGT(湿球黒球温度)の算出方法
 屋外:WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
 屋内:WBGT = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度

 

 

 

厚生労働省からは、WBGT値と気温、相対湿度との関係についての早見表が発行されています。

 

厚生労働省パンフレット「熱中症を防ごう!」(PDFファイル)

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/dl/h0616-1b.pdf

 

また、「環境省熱中症予防情報サイト」では、各地域の暑さ指数(WBGT値)を1時間ごとに予測しており、測定器や温度計がなくても簡単に予報数値を知ることができます。

 

環境省熱中症予防情報サイト

http://www.wbgt.env.go.jp/

※ すべての地域が掲載されているわけではありません。
※ 予報値ですので、作業現場の実測をお勧めいたします。

 

携帯電話用もありますので、作業開始前にチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

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