生まれるこども一人あたり42万円が支給されることになっている出産一時金、この内訳が変更されています。

NewsLetter2015年2月号 【安全衛生情報】

国の長時間労働対策の動きと重要性が増す医師の面接指導

国の長時間労働対策の動きと重要性が増す医師の面接指導

国の長時間労働対策の動きと重要性が増す医師の面接指導。長時間労働の防止は国の喫緊の課題であることから、厚生労働省では今年1月から新たな長時間労働対策に取り組んでいます。そこで今回は、その動きと重要性が増している医師による面接指導制度の実施について解説します。

 

国の長時間労働対策

 

長時間労働対策については、「日本再興戦略」改訂2014(平成26年6月24日閣議決定)に、「働き過ぎ防止のための取組強化」が盛り込まれ、昨年6月には「過労死等防止対策推進法」が成立しています。

 

これを受け、厚生労働省では、同年9月に厚生労働大臣を本部長とする「長時間労働削減推進本部」を設置し、過重労働等の撲滅と働き方改革・休暇取得促進の2つの柱を掲げ取り組みを進めていますが、この過重労働等の撲滅の中で、以下の事業場に対する監督指導(立入調査)を行うとしています。

 

①時間外労働時間数が1ヶ月100時間を超えていると考えられる事業場
②長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場

 

監督の結果、違反・問題等が認められた事業場に対しては、是正勧告等を交付し、指導が行われることとなります。

 

また、厚生労働省ではインターネット上の求人情報等を監視・収集することにより、その情報(※)が労働基準監督署の監督指導等に活用されることになっています。なお、この取り組みは平成27年度からの本格実施に向けて、1月から試行的に実施されています。

 

※高収入を謳うもの、求人を繰り返し行うもの等の過重労働等が疑われる求人事案に着目し、厚生労働省が収集した過重労働等の労働条件に問題があると考えられる事業場に係るもの。

 

 

医師による面接指導制度

 

国の長時間労働対策の動きと重要性が増す医師の面接指導

 

前述の監督指導の対象事業場として、時間外労働時間数1ヶ月100時間という数字が出てきましたが、これと関連するものとして、労働安全衛生法で実施が義務づけられている医師による面接指導制度があります。

 

そもそもこの制度は脳・心臓疾患の発症を予防するために、長時間労働により疲労の蓄積した労働者に対して、医師による面接指導を実施することを義務づけたものになります。具体的に対象となる労働者は、時間外・休日労働が1ヶ月100時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められ、本人が医師の面接指導を受けたいと申し出た者(※)とされています。

 

この時間外・休日労働時間の計算は、毎月1回以上、一定の期日(例えば賃金締切日)を定めて行う必要があり、面接指導は申出後、概ね1ヶ月以内に実施する必要があります。

 

※期日前1ヶ月以内に面接指導を受けた労働者等、面接指導を受ける必要がないと医師が認めた者を除きます。

 

 

あくまで企業に対して面接指導の実施が義務づけられているのは、労働者本人が面接指導を受けたいと申し出ている場合に限定されますが、実態として、それを望まない者も見受けられます。

 

そのため、例えば面接指導の対象者を時間外・休日労働が1ヶ月80時間を超えたすべての労働者といった基準を設け、これに該当した場合は一律に面接指導を受けさせていく等、効果的な対応が望まれます。

 

 

 

 

このページに関連する情報

(2016/9/1)【安全衛生情報】 康診断実施後のフォローと監督署によく指摘される事項
定期健康診断(健康診断)を秋に実施している企業も多いのではないでしょうか。今回は、健康診断実施後において、医師等からの意見聴取などの企業に求められるフォローと、健康診断に関して労働基準監督署によく指摘される事項についてみておきましょう。
(2015/11/9)【安全衛生情報】 12月から始まるストレスチェック制度の実務ポイント
【ストレスチェック制度の実務ポイント】12月からのストレスチェック実施にあたり、費用負担や、受検時間の賃金の取扱いなどの疑問はありませんか?かかりつけ医での受検はできるのか。今回は、ストレスチェックの実務上のポイントについて解説します。
(2015/8/3)【安全衛生情報】 求められる熱中症予防対策
熱中症による死傷者数は年々増え続ける傾向にあります。それを受けて厚生労働省から熱中症対策に関する通達が出されました。企業においても、熱中症予防対策が求められています。熱中症対策チェックリストの活用などで対策を万全にしておきましょう。
(2015/9/8)【安全衛生情報】 平成27年12月より義務化されるストレスチェック制度とは
平成27年12月より50名以上の事業場では、職場でのメンタルヘルス対策として、ストレスに関する質問票に労働者が回答するストレスチェックの実施が義務づけられます。ストレスチェックの対象者や制度スタートまでに実施しなければならない事とは
(2015/6/1)【安全衛生情報】 平成27年6月1日から始まる安全衛生優良企業公表制度
6月から始まる安全衛生優良企業公表制度とは、従業員の安全や健康を確保するため積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している企業を厚生労働省が認定し、公表を行うものです。

 

 

情報ご提供元

㈱関総研アドバイザーズ 様

 

関総研下村様

 ㈱関総研アドバイザーズは、『第二創業ナレッジ』を推進しています。そのコンセプトは〝うまくいく事業承継と第二成長の智慧と実践〟です。従来のセミナーだけではなく、参加者の方々が智慧を出し合い、一緒に考える場や機会を持つことで、自分なりの未来を描き、道筋をつくり、行動につながる力を得られる…そんな座談会や実践会が動き始めています。ここでは新たな発想や視点の中から、今までにない価値あるコトが生まれるかも。
 自身の想い描く未来実現に向けて創造する熱い人達の集まり『第二創業ナレッジ』で、皆様と共に考え、共に歩み、共に成長し続けていきたいと考えています。


㈱関総研アドバイザーズ様 HP
http://www.sekisoken-adv.jp/

 

 


NewsLetterについてのご質問、定期購読のお申し込みなどがあれば、お気軽にお問合せ下さい。


 ※NewsLetterの発行は毎月25日以降となります。
 ※購読をご希望の場合は記入欄に、【購読希望】とご記入下さい。


 



各種情報ページのご案内

【企業向け】マイナンバー特設サイトを開設しました。

マイナンバー

マイナンバー情報まとめ

(別のサイトに移動します。)

少しでも効率的にマイナンバー制度準備を始めたい方へ。
反響の大きかった「マイナンバー」情報に関して、よりお客様に詳しくお伝えするために特設サイトを開設致しました。
マイナンバーが企業に与える影響や、制度への対策最新情報などを掲載中。


【お役立ち】EicohInforamtionr

エイコーインフォメーション

エイコーインフォメーションのご案内

(別のサイトに移動します。)

IT、システム、セキュリティ、人事労務、財務会計、助成金情報など。オフィスの旬のお役立ち情報をお届けするエイコーインフォメーション。メルマガ連動型サイトです。



このページに関連する情報

(2016/9/1)【安全衛生情報】 康診断実施後のフォローと監督署によく指摘される事項
定期健康診断(健康診断)を秋に実施している企業も多いのではないでしょうか。今回は、健康診断実施後において、医師等からの意見聴取などの企業に求められるフォローと、健康診断に関して労働基準監督署によく指摘される事項についてみておきましょう。
(2015/11/9)【安全衛生情報】 12月から始まるストレスチェック制度の実務ポイント
【ストレスチェック制度の実務ポイント】12月からのストレスチェック実施にあたり、費用負担や、受検時間の賃金の取扱いなどの疑問はありませんか?かかりつけ医での受検はできるのか。今回は、ストレスチェックの実務上のポイントについて解説します。
(2015/8/3)【安全衛生情報】 求められる熱中症予防対策
熱中症による死傷者数は年々増え続ける傾向にあります。それを受けて厚生労働省から熱中症対策に関する通達が出されました。企業においても、熱中症予防対策が求められています。熱中症対策チェックリストの活用などで対策を万全にしておきましょう。
(2015/9/8)【安全衛生情報】 平成27年12月より義務化されるストレスチェック制度とは
平成27年12月より50名以上の事業場では、職場でのメンタルヘルス対策として、ストレスに関する質問票に労働者が回答するストレスチェックの実施が義務づけられます。ストレスチェックの対象者や制度スタートまでに実施しなければならない事とは
(2015/6/1)【安全衛生情報】 平成27年6月1日から始まる安全衛生優良企業公表制度
6月から始まる安全衛生優良企業公表制度とは、従業員の安全や健康を確保するため積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している企業を厚生労働省が認定し、公表を行うものです。

ホーム RSS購読 サイトマップ